入居者×ゼロハイム博士省エネ問答。

エコキュートのこと、IHヒーターのこと、主婦視点からゼロハイム博士への質問状。

今さら人に聞けない太陽光発電の基礎知識【第二回】

【第二回】ミドリさんとゼロハイム博士の家電省エネ問答 省エネや太陽光発電システムに関する疑問を解消するため、ミドリさん宅を訪問したゼロハイム博士。
ミドリさんのお宅は切妻屋根のセントワで、2.4kWのソーラーを搭載しています。省エネ問答を通じて次第に博士とうちとけてきたミドリさん、いよいよ質問は太陽光発電へ。


うちは2003年に新築したんですが、そのころは太陽光発電があまり知られていませんでした。
よく太陽熱温水器とまちがえられましたね。

今でもその傾向はありますね。

でも、今となると、もうちょっと載せておけばよかったな
と思います。

しかし2.4kWでも光熱費ゼロですからね。
この数字にもびっくりですよ。

今はみなさん、どれぐらい載せていらっしゃるんですか?

現在のハイムの平均が4.2kWです。
フラット屋根なら、おおむね4kWは載りますから。

うちは切妻屋根に、屋根一体型のソーラーを載せてるの。

ハイムはパルフェに代表されるようにフラット屋根が多いんですが、一般的に在来工法の家は切妻屋根か寄棟屋根が多いですね。
ここで簡単に、切妻屋根と寄棟屋根の違いをご説明しておきます。
切妻屋根は、屋根の頂きを境に両方向へ傾斜するかたちです。
一方、寄棟屋根は、4方向へ向かって傾斜するかたちです。

切妻屋根寄棟屋根

問題は屋根のかたちではなく、方角なんです。
当然ですが、ソーラーパネルは南向きに設置するのがいちばんです。そのお宅ごとに、南向きの屋根の面積がどれぐらいあるか、という話ですね。

ハイムさんは切妻屋根が多いですよね。
それはどうして?

一般的に在来工法で建てる場合、寄棟屋根のほうが主流です。切妻は妻面の風荷重が大きくなることと、構造計画が複雑になるため、屋根空間が大きい分だけ割高になります。
ハイムでは、ユニットで構造計画を行うので屋根形状によるわずらわしさがありませんし、部材を工場生産しますので切妻でも高くなりません。

コストの問題なのね。なるほど。

それに加えて、切妻なら小屋裏空間を最大限に使える提案もできます。
お客さまのトータルメリットを考えて、切妻提案の割合が多くなっているんです。

ああ、そういう理由があるんですね。
ソーラーパネルの単結晶タイプは多結晶タイプより
効率がいいというけど、どれぐらい差があるんですか?

多結晶タイプの2.4kWも単結晶タイプの2.4kWも、同じ2.4kWという容量であれば発電量は変わりません。
1年間で1kW容量あたり1000kWhの発電量が目安です。
ただ、単結晶タイプは多結晶タイプに比べてコンパクトなので、同じ面積の屋根なら数多く設置することができます。

パネルの面積が小さいということ?

そうです。狭い屋根に大容量のパネルを設置できるのが、単結晶タイプのメリットなんです。
パネルの発電効率というのは、面積あたりの日射エネルギーを電気エネルギーに変換する効率のことをいいます。
つまり、同じ面積で大きな容量を設置できるパネルほど、高効率ということなんです。

まあ。なんだかマジックにかけられたみたい。

容量と効率を混同すると、わかりにくくなるんですね。
ただ、日本の太陽光発電システムは、ミドリさんのように
新築で設置する方が2割、既築住宅に後付けする方が8割なんです。
後付けする方は屋根のかたちがもう決まっているので、コンパクトな単結晶タイプが威力を発揮する機会が多いんですよ。

なるほど。やっとわかった、私。
あと、真夏に発電量が落ちるみたいなんですが、
それはどうして?

ソーラーパネルはシリコンでできています。
シリコンの温度特性は、温度が上がるほど発電効率が
落ちるんですね。
ですから、夏場はどうしても落ちますね。

うちも、これまでで最高の発電量を記録したのが、
5月だったんです。

そうですね。3月~5月ぐらいの快晴の日が
いちばん発電量が多いと言われていますね。

雨だと本当にがっかりよ。

ミドリさんの直近4ヵ月間の光熱費データ

太陽光発電のユーザーは、平均して発電量の4割を自己消費し、6割を売電に回しています。
それに比べて、ミドリさんは7~8割を売電しておられる。
これは日頃の省エネ努力の賜物ですね。

昼間は電気を使わないようにしてますから。

ところで、最新型の太陽光発電にはこんなカラーモニターがついているんですよ。
私たちは光熱費ナビと呼んでるんですが。

光熱費ナビ

ああ、これ、見たことあります。
かわいい絵が出るんですよね。

液晶画面はシャープさんの得意技ですから。
この中のメモリーに1時間ごとのデータや、1日ごと1ヵ月
ごとのデータが2年間蓄積されます。
蓄積データを検証すると、そのお宅にぴったりの省エネ方法が見えてくるんですよ。 このあたりのノウハウはゼロハイムオーナーズクラブのコンテンツで、くわしくご紹介しています。
最近、光熱費ナビからパソコンへデータを吸い出すソフトも開発したので、それもダウンロードできますよ。

そういうのを開発する仕事って、とっても楽しいわよね。
むずかしい話はわからなくても、とても楽しそうだというのはわかります。

そう感じていただけましたか?

ええ。だって、こんなモニターを見ながら1日遊んでたら、
もう大変だわ。(笑)
作られる研究者の方も楽しいでしょうけど、使う私たちだって楽しいんですよ。

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